【ストレスが実は良い!?】ストレスを力や成長に変える方法

どうも てるです。

ストレスフリーな生活が送りたい。ストレスを失くしたいって思っていませんか。

実はそれがよくないかもしれません。

今の定説は「ストレスは必ずしも悪者ではない」ということです。

今回はストレスを害にせず、力にかえる方法を書いていきます。

ストレスが悪者になったわけ

ストレスのイメージを聞くとほとんどの人が悪いイメージを抱くと思います。

実際、国語辞典にさえこう書かれています。

外界から与えられた刺激が積もり積もった時に防衛反応として示す、生体の肉体上の不具合。

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ストレスが悪いというのは、一般的な認識だと思います。

しかしこの認識のほとんどは人間を対象とした実験から得られたものではありません。

ラットを使用した実験から得られた実験なんです。

何度も容赦なく電気ショックを与えられ、溺れかけるまで泳がされ、食べ物の奪い合いをさせられる。ラットがこんなことをさせられたストレスで生じたことを、人間の日常生活で生じるストレス反応に当てはめたんです。

これでストレスは悪いものであり、避けるべきものだという常識が誕生しました。

でも現在ストレスで不調が起きてますという方もいるかもしれません。

ストレスは悪くないんです。ストレスを悪いと思っている思い込みがよくないんです。

ストレスは少ないほうがいいと思いながらも、ストレスを感じてしまいます。そうするとストレスを感じる自分を責めることが始まります。

これが、精神的に悪影響を与え、うつ病につながったり、希望を失うことにつながります。

では、ストレスに対してどう付き合っていけばいいのでしょうか。

まずはストレスを感じたときにどんな反応が起きるのか書いていきます。

ストレス反応

ストレスを感じたときの反応は3つあります。

  • 闘争・逃走反応
  • チャレンジ反応
  • 思いやり・絆反応

闘争・逃走反応

命の危険があるとき、身を守るため闘うか逃げるかの反応です。

五感が研ぎ澄まされ、注意力が上がります。

これまで、ストレスが心身に負担のかかると意識されてきたのがこの反応です。

チャレンジ反応

ストレスを感じても、それほど危険でなければ、このチャレンジ反応が起こります。闘争・逃走反応と異なり、恐怖を感じません。

この反応では、自信が高まり、集中力がアップします。

ストレスホルモンの中でDHEAの割合が高くなり、経験から多くを学ぶことで成長にも繋がります。

困難な状況でも、わくわくしているような状況で、スポーツ選手で言えばフロー状態のときです。

思いやり・絆反応

この反応では勇気が高まり、人との絆が深まります。

社会的な関係を強化するような行動をします。

つまりストレスを感じることでいい人になるということです。

オキシトシンの効果でこのような効果があります。

困難なとき、1人で乗り越えるには限界があります。

他の人と協力して、困難を乗り越えようとするため、社会関係の強化につながります。

その他にも、ストレスが身体の回復を早めたり、成長につながることがわかっています。

ストレスをプラスにするには

チャレンジ反応と思いやり・絆反応が現代の生活ではプラスに働きます。

ではどうすればこの二つの反応がでるようになるのでしょうか。

ストレスを感じたときの対処

あっストレスを感じてるなって思ったときの対処方法です。

一番簡単な方法は「ストレスは役に立つ」と思うことです。

これだでけいいの?と思うかもしれませんが、効果があります。

これだけで、ストレスを避けなくなるので、行動や選択が変わり、大きな効果を及ぼします。

また、ストレスを感じ緊張など興奮してきたときは、深呼吸して落ち着くのではなく、深呼吸してエネルギーがみなぎってくるのを感じてください。

ストレスで鼓動が激しくなったりするのは、脳と身体ががんばっている証拠です。

脳と身体がんばってくれてるなーと思いましょう。

ストレスをプラスに変える3ステップ

できたらこの3ステップを実施してください。

ストレスとは「自分の大切なものが脅かされている」ときに感じるものです。

そこで、下の3ステップで力を発揮してください。

  1. ストレスを感じたと思ったらそれを受け止める
  2. どんな大切なものが脅かされているのか考える
  3. 大切なものを守るためにどんなことができるのか考え行動する

これで、ストレスをプラスに変えることができます。

ストレスをプラスに変える準備

これからはストレスをプラスに変えるために、何をできるのか書いていきます。

価値観を書き出す

自分の価値観を書き出すことで、自信が高まったり落ち着きが生まれるだけでなく、思いやりなどが深まることがわかっています。

先ほども書きましたが、ストレスは自分の大切なものが脅かされているときに感じるものであるため、自分の価値観を知るのにもってこいです。

ストレスを感じたときに大切にしていた価値観はなんなのか、毎日少しでいいので書き出してみてください。

ベネフィット・ファインディング

成長したときってどんなときですか?

それは困難なときで、ストレスを感じていたときではないですか。

これを考えるとストレスが成長につながるというのは容易に想像できるかなと思います。

逆向の中でもよい点や得るものがあると思います。またこのように考えることを「ベネフィット・ファインディング」と呼びます。

このような考え方を持つことで、困難への立ち向かい方が変わります。

まとめ

  • ストレスは必ずしも悪者ではない
  • ストレスは悪くない、ストレスを悪者だと思い避けることが害を呼ぶ
  • ストレス反応は3種類あり、①闘争・逃走反応 ②チャレンジ反応 ③思いやり・絆反応である
  • このうち②と③が望ましい
  • ストレスは役に立つと思うだけで、②と③の反応が出やすくなる
  • 価値観を書き出したり、ベネフィット・ファインディングの考え方を学ぶことで、よりストレスを力に変えることができる

以上ストレスを力や成長に変える方法でした。

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〈参考文献〉

スタンフォードのストレスを力に変える教室 ケニーマクゴニガル著 神崎朗子訳

ストレスを操る メンタル強化術 DaiGo著

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