みなさん怒ったり、イライラしたりすることってありますよね。
しかもそれが長引くこともありませんか?
長引くとなんか他のことが手につかないし、周囲の人にきつく当たっちゃうし・・・
今回は、ぼくが実践しているイライラや怒りの解消法を紹介します。
イライラや怒り解消法
むやみに勝負をしない
僕の趣味は読書です。
大学のときによく読んでいたのは、有川浩さんの小説です。
その有川浩さんの小説にハマるきっかけになったのが、「図書館戦争」という本です。
題名からどんな作品なんだろうかと不思議に思い購入したのですが、予想外の恋愛小説でした。
そしてめちゃくちゃ面白くて、全6冊すぐに読破しました。
前置きが長くなったのですが、この図書館戦争に以下のような言葉がでてきて、当時とても考えさせられました。
「正論は正しい、だが正論を武器にする奴は正しくない。お前が使ってるのはどっちだ?」
図書館戦争(文庫) 有川浩著 p126
このとき気づいたのは、ぼくは正論を振りかざしていたということです。
自分が正しく、相手が間違っていると感じたときは、自分が正義にでもなったようなそんな気持ちで正論を武器にして振りかざしていたように思います。
また、勝負しているような気分になっていました。
自分が正しく、相手が間違い、自分の正しさを証明したい。
そんなような気持ちでした。
別に勝負の世界でもないのに自分で勝ち負けの世界に入ってしまっていました。
こうなると、勝ちのときは優越感、負けのときは怒りやイライラが発生します。
これに気づいたとき、しょうもないことでイライラしても仕方ないと思って、自分の正論を人にぶつけるのを止めてみました。
はじめは言いたい欲が出てきますが、意外とすぐ慣れます。
勝負はスポーツなどの勝負事の場面だけにしておきましょう。
完璧を求めない
他人が正論を武器にして自分を責めてきたらどう思いますか?
むかついたり、悲しくなったりしませんか?
また、少しくらいは許してよ!とか思いませんか?
ぼくは思います(笑)
人はいつも正論通り完璧になんて無理だと思います。
ストレスだらけで、しんどくなります。
肩に力を入れて、完璧を求めて、
「こうしなきゃいけない」「こうするべき」「こうでなければならない」
と思うと余裕がなくなってイライラするし、他人にもそれを求めてしまいます。
完璧を求めず、力を抜いてゆるく行きましょう!
相手の立場・主張を考える
さらに最近考えたことがあります。
「正論は正しい、だが正論を武器にする奴は正しくない。お前が使ってるのはどっちだ?」
正論は正しいとありますが、そもそも正論も正しいかどうかはわからないということです。
立場や見方を変えれば、正論は異なるだろうし、文化や価値観が異なれば、正しさの基準も変わります。
人によって正論は違うのです。
働いていてこんなことがありました。
同じ職場の人全員が、各自パソコン作業を行わなければなりません。
しかし、パソコンが苦手な人は挑戦もせず、ぼくにそのパソコン作業を丸投げしてきました。
ぼくからすると、苦手かもしれないけれど、やりもせず丸投げはなくないか?とイライラしました。
このときぼくは
「やりもしないのに無理かどうかはわかんないから、挑戦すべき」
「各自やる作業なんだから、やらなければならない」
こんなふうに思っていました。この「べき」や「ならない」から、イライラが湧いてきたんです。
ただ、相手の立場から考えてみると、
仮に、クリックもよくわからない状況だったら、いきなり挑戦するのは難しく感じ、億劫になるかもしれません。
また、その人は職場全体から考えていて、自分がやるより、他のできる人がやったほうが早く効率が良いと考えていたかもしれません。
こんな風に他の考え方が出てくると、自分の「べき」や「ならない」から離れることができ、自然とイライラも収まります。
柔軟に様々な角度、範囲で物事を見ることが大切です。
イライラしなくなるには多くの価値観との触れ合いが重要
昔からこんな考え方ができていたかというとそうではありません。
自分の考えに縛られていたときもありました。
多角的に柔軟に考えることができるようになったのは最近で、色んな人と出会うことができたためだと思います。
また、幅広い年代の方と話すことができたのがとても大きかったと思います。
心理学を学ぶコースが全員で50人と少し、その中で僕と同じ20代はわずか2人。
他の人は30代から60代と、色んな世代の人が居ました。
その人たちと意見を交わしたり、遊んだりしていくうちに、多くの価値観を取得しました。
知らない人と会ったり、新しいコミュニティーに参加してみたりすることは、とてもめんどくさいことかもしれません。
しかし、そこを乗り越え、実行に移すと得るものはとても多いと思います。
新しい人との出会いは、新しい価値観との出会いであり、新しい自分との出会いです。
意外と面倒なことほど重要だったりします。
面倒だと思うことにチャレンジしてみてください。
まとめ
- 正論を武器にするような勝負の世界から降りる
- 完璧を求めない、要求しない
- 柔軟に、様々な角度・範囲で物事を捉える
- 色んな人に会って、多くの価値観を得る
- 面倒なことほど重要なものが多い
コメントを残す