【書評】FACTFULNESS 事実に基づいて正しく世界を理解する

どーも てるです。

最近というかだいたい。ニュースを見ていると暗いことが多いなーって思うんですよね。

でも、事実を正しく見ると実は世界は良くなっているんです。

FACTFULNESSという本はそんなグッドニュースと正しく事実を理解する方法を教えてくれます。

正しく世界を理解してるよ?って思うかもしれません。おそらくそれは思い込みです。

世界の人口のうち、極度の貧困にある人の割合は、過去20年でどう変わったでしょう?

A.約2倍になった

B.あまり変わらない

C.半分になった

FACTFULNESS ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロランド著 上杉周作、関美和訳

答えはCです。ここ20年で半分も減ったんです。すばらしいですよね。

でもこの質問の正解率は平均で7%でした。日本でも10%しかありませんでした。

こんな多くの勘違いを教えてくれます。そして世界が良くなっているのを感じることができます。そして、どうすれば正しく世界を理解できるのかも教えてくれます。

そんな本「FACTFULNESS」を読んで感じたことを書いていきます。

間違った思い込みを生む10の本能

間違った思い込みを生む本能が10個あります。

  • 分断本能
  • ネガティブ本能
  • 直線本能
  • 恐怖本能
  • 過大視本能
  • パターン化本能
  • 宿命本能
  • 単純化本能
  • 犯人捜し本能
  • 焦り本能

この中で「あーやってるわー」って思った2つのことについて考えたことを書いていきます。

分断本能

こんな言葉を聞いたことがあるかと思います。「先進国」と「途上国」。

こうやって国の発展具合を教えられたし、考えてきたと思います。

しかしこの考え方では世界を正しく判断できなくなっています。

所得によって世界は4つのレベルに別れるそうです。

レベル1は1日1ドルで生活する人々、レベル4は1日の収入が32ドル以上で生活する人々です。日本はレベル4に位置します。

途上国のイメージはレベル1で先進国のイメージはレベル4です。

今までのイメージでいくとレベル1とレベル4にほとんどの国が所属していて、世界は分断されているように感じます。

しかし実際はまったく分断されていません。世界の人口を70億人としたとき、レベル1には10億人、レベル4にも10億人居ることになります。

残りほとんどの50億人はレベル2とレベル3に位置します。つまり、ほとんどの人は真ん中にいるんです。

世界は昔よりもずっと発展して良くなっているんです。

ドラマチックに世界を捉えてしまい、分断されているように認識してしまうこともあるかもしれませんが、正しく理解すれば極度に分断はされていないことがわかります。

もっと狭く身近なところにも、こういう分断はあるんじゃないかと思います。

例えば勝手に「自分とわかりあえる人」と「自分とわかりあえない人」というふうに周囲の人を分類したとする。きっと、わかりあえない人に分類した人とはかかわらないようにするだろう。

ぼくにはこんなことが少なからずあったような気がする。

でもこの分類の仕方が間違っていたとしたら、そもそも分類すること自体が間違っていたとしたら、多くの出会いや成長のチャンスを失ってしまっているように思う。

そして、この極度に分類することは間違っている。世界と同じように分断はされていない。たしかにわかりあえない人は少なからずいるかもしれない。でも周囲のほとんどの人はわかりあえる部分とわかりあえない部分両方を持つ人なんだと思う。

勝手に分断することはやめようと思う。

宿命本能

宿命本能とは、もって生まれた宿命によって、人や国などの行く末は決まるという考え方です。

世界にはアフリカの国々は発展しないだろうと考えている人が大勢います。

あなたもそんなイメージを持っている人もいるんじゃないでしょうか。

でも現実は違います。レベル4の国々の発展が鈍るなかで、アフリカの国でも大きく発展してきている国があります。

どうせこうなると決めつけてしまいがちですが、発展してきているんです。

人も一緒です。

会社で仕事ができない人がいたとします。その人のことをできないやつと決めつけていませんか。その人はできない人間という宿命を背負っていると思っていませんか。

できないと思っている人が少し成長したところで、できないという見え方は変わらないと思います。でも少し成長しているんです。見えずらいだけで成長しているんです。

その成長した部分に目を向けてあげてください。その人に対する見え方は変わってくると思います。

それはあなた自身にも言えます。

もしあなたが自分のことをダメなやつできないやつと思っていても少しでいいから成長してきた部分があるはずです。

そんな小さな歩みを見つけることができたら、自信につながるんじゃないかなと思います。

まとめ

FACTFULNESSはグッドニュースを教えてくれる温かい本です。

間違った思い込みを生む本能を学ぶことで世界を正しく認識することができるようになります

身近な事象に当てはめることで、あなたの周りの見え方も変わるはずです。

是非よんでみてください。

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