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就職活動の軸選びがそもそも間違っていた話

こんにちは てる です。

2013年、ぼくは就職活動をしていました。この時期はとても辛かったです。学部生時代に辛くて就職活動から逃げたので、2年経てその逃げたものに立ち向かう。。。辛かったです。将来の不安とか漠然とした焦燥感とかにも襲われて大変でした。

でも、努力の甲斐あって第一志望の企業に入社することができました。パチパチパチパチ

しかーし!!働き始めてみると、まったく幸せじゃないし、やりがいもないし・・・こんな日々を送っていていいのかなぁと悶々としていました。かと言って、やりたいことがある訳でもない、というかわからなくて・・・

とにかく何かしようと本を読んだり色んな人に会いに行ったりしていました。

そんな中で自分の就職活動の軸がそもそも間違っていたことに気づいたんです。

なぜ間違ったのか、どうすれば間違わずに済むのか、ぼくの考えをまとめてみました。

読んで就職活動の参考にして頂ければ幸いです。

間違った就職活動の軸ができた理由

ぼくが就職活動していたときの軸は「大企業」「高収入」「安定」という3本の軸でした。

この軸で就職活動し就職した結果、幸せで満足!!とはいきませんでした。悩みに悩んだ結果この軸が間違っており、自分らしい軸ではなかったことに気づきました。

なぜ間違った軸を持ってしまったのでしょうか?

大きく分けて3つ理由があります。

理由1:「何かになる」しか考えていなかった

親の背中を見て育つ。子どもとはそういうものです。だから親の職業って大きいなと思います。ぼくの父親は公務員です。公務員として働く姿を見てきました。周囲の大人を見てもどこかの会社などに勤めている人ばかり。だから、ぼくの中ではどこかに雇われて、所属して働くというのが当たり前でした。これは今あるものの中から自分がなりたいものを選択する。そんな感覚でした。これを疑ったことすらありませんでした。

また、公務員という職業は「安定」というイメージが強く、将来家族を養っていくことを考えると、「安定」という軸は絶対条件と考えていました。

理由2:周囲の人の目を気にし過ぎていた

昔から周囲の目を気にして生きてきました。とても承認欲求が強く勝ち組になりたいと思っていました。ぼくの中では企業で働くこと以外頭になかったので、「大企業」、「高収入」という二つを満たすことが、勝ち組になる方法だと自分で結論付けていました。

周囲の目を気にし認められようとした結果、「大企業」「高収入」という軸が決定し、さらにそれ以外を見ることができなくなっていました

理由3:自信がなかった

自分に自信がないというのは、じぶんらしく生きるということを非常に妨害するとつくづく実感します。

就職活動中にすごく後悔したことがあります。それはアピールできる資格が全然ないということです。企業に自分をアピールするとき、資格というのはとてもわかりやすい、且つ保証付きの長所みたいなものです。それがない・・・となったとき自分は何ができるんだろう。何もできないんじゃないか感じ、希望通りに就職できないかもしれないと不安になりました。不安からネガティブなり、自信もなくしていたのを覚えています。

自信がないということは、自分から自分の考えを奪います。自分の考えがあったとしても自信が持てなければ、自分の考えを正しいと思えず、他に安心できる、確信がもてる考えにすがることになります。それは周囲の人の考えでした。世間で多数決をとって、多数に入るような意見が正しく、それこそ自分の考えだという思い込みができあがりました。周囲の人もぼくの軸と同じ「大企業」「高収入」「安定」という軸を持っている人がほとんどだったので、ぼくの間違った軸を強固にしていきました。

間違った軸についてあらためて考えてみると

このようにしてぼくの間違った3本の軸はできあがりました。

あらためて考えてみると、当時は自分で考えているようで、他人の考えをさも自分の考えのように思い込んでいただけだったなと思います。自分で考えた気になっていただけで、それに気づくことすらできないというのは、とても恐ろしいことです。

自分らしいじぶん軸で就職活動するにはどうすればいいのか

では次は自分らしい軸を作り就職活動するにはどうすればいいか、解説していきます。

自分の思い込みに気づく

まずは自分の思い込みに気づくことが重要です。以下のしつもんに答えてみてください。できれば友達などと複数人で答えをシェアしてみてください。きっとで、様々な気づきがあるはずです。

しつもんの解説

小さいころ、仕事に関して言われたことはなんですか?

小さいころに言われたことは自分のなかに残っていて、意思決定に影響を及ぼすことが多々あります。小さいころどんなことを言われましたか?こういう仕事がいい、あの仕事は大変だ、この仕事は価値があるなど、言われたことが無意識に自分の思考に入り込んでいます。大人になった今、その言葉が自分にとって正しいかどうかを再度考え直してみてください

両親や近親者が喜ぶ仕事はなんですか?

人は他人の期待に無意識に応えようとするものです。この仕事についたら喜んでもらえるだろうな、両親に恩返しができると考えて選んだ仕事はすでに自分で選んだ仕事ではありません。他人を喜ばすばかりで自分の本当の気持ちを無視することは、他人の人生を生きているようなものです。自分のことを考えてみてください。

自分には難しいと感じる仕事はどんな仕事ですか?

その仕事が難しいと判断する前にその仕事に就くためには、どうしたらいいのかを何回考えましたか?その仕事のことをあまり知らないのにイメージで難しいと決めつけてあきらめていませんか?人は知らないものに関してハードルが高くなり難しく感じます。挑戦してもいないのに自分にはできないと匙を投げることも多々あります。興味があるものがあれば、それに関して調べるだけでもやってみてほしいなと思います。

自分に合っていると思う仕事はなんですか?

この質問に答えたとき、自分にできると思ったことから選んでいませんか?できることとやりたいことは違います。できることから選んだ答えが本当に自分のやりたいことがどうかをもう一度考えてみてください。自分にできないと感じていても実際努力すればできる仕事がほとんどだと思います。実際ぼくも理系で大学院まで行き、そのまま理系の仕事に就きました。しかし、働きながら勉強してまったく分野の違う仕事をしています。できるできないで決めるのではなく、やりたいかどうかで決めた方が良いと思います。

あなたにとっての普通の働き方とはどんな働き方ですか?

普通と聞くと取るべき指針のように感じることがありますが、自分の中にある普通という基準は自分のもっている価値観や常識のことです。この常識はとてもやっかいだなと感じます。常識と枠組みされてしまったらその外を見ることはとても困難であり、視野を狭める要因になってしまいます。枠組みを一度ぶち壊すのもいいと思います。

理想の自分をリアルに想像する

とつぜんですが、

「もしなんでも願いが3つ叶うとしたら、何を叶えますか?」

というしつもんをされたらどんな回答をしますか?

小さい子どもに聞くと楽しいですよね。

「野球選手になりたい!」「プリキュア!」「カブトムシになりたい!!」「お菓子の家に住みたい」なんて答えが返ってきたり、こなかったり。とにかく発想が自分の欲求に素直で自由ですよね。

しかし、大人になると同じような答えが返ってきます。

「お金がほしい」「地位、名誉がほしい」「仲間がほしい」この3つです。

ここで考えてほしいことがあります。この3つが手に入ったとしたら、あなたは次に何を望みますか?どんなことをしたいですか?どんな人生を送りたいですか?このことによく考えて答えてみてください。自分のやりたいことが見つかると思います。

理想のライフスタイルから導き出す

日本では「将来何になりたいの?」と聞かれます。そのため、今現在存在し、自分が知っている仕事から選択することになります。そうではなく「どういう人生を送りたいのか」という目線で考えてみてください。自分の理想のライフスタイルを考え、そのライフスタイルを送るために、どういうことをするのか考える。このような形で自分のやることを導き出してみてください。

さいごに

今まで自分の軸があいまいだった人は、答えを見つけるのに相当苦労すると思います。ぼくも実際とても苦労しました。しかし、少しずつでいいので、考えて行動してみてください。あきらめずにいれば、見つかると思います。