どーも てるです。
子どもと約束するけど、見ていないとこだと守ってくれないことってありますよね。
それは伝え方を変えれば、改善するかもしれません。今回はその伝え方について書いていきます。
子どもが自分の意思で選ぶことが重要
伝えるうえで重要なのは、「子どもが自分の意思で選んだかどうか」です。
人には自分の言葉・考え方・行動を一貫したものにしたいという欲求があります。
約束したときに子どもが自分の意思で選んだと思えれば、そのあと一貫した言動をとるようになります。
これが約束を守るようになる伝え方です。
ではこの伝え方が具体的にはどういう伝え方なのか、まずダメな例から説明していきます。
ダメな伝え方
子どもが自分で選ぶことが重要なので、ダメな伝え方は強制したり、ご褒美で釣る伝え方です。
脅して強制する方法
脅して強制する方法では、しばらくの間効果があるかもしれません。
しかし、時間が経つと目の届かないところで約束を守らなくなってしまいます。
これは子どもが、「おしおきされるかもしれないときに約束を破るのは賢くない」と学ぶからです。
逆におしおきされないときは大丈夫だと思って約束を破ります。
目先は守ってくれるからいいですが、長い目でみたらこれでは良くありません。
ご褒美で釣る
ご褒美で釣る方法はご褒美をもらうために、子どもが自分で約束を守ることを選ぶんだからいいじゃないの?と思うかもしれませんが、実はよくありません。
自分で選ぶというのは、その行いに対して責任を持つということです。
ご褒美で選択した場合は、選択に対する責任が低下してしまい、そのあと一貫した言動を取りづらくなってしまいます。
ではどういう伝え方がいいのでしょうか。
子どもが約束を守る伝え方
子どもが約束を守る伝え方は、子どもが自分で選ぶことのできる伝え方です。
そのためには「約束を守る必要性を感じる理由」が必要です。
ただこのあんばいの調整が簡単ではありません。
適度なあんばい、つまり「約束を守らなければならない」ではなく、「約束を守ろう」と思えるぐらいの理由です。
どんなだよって思いますよね。
申し訳ないですが、こういう理由を伝えればいいです!とは断言できません。
それは子どもによって感じ方が異なるからです。
「良いことだよ・良くないことだよ」と伝えるだけで十分な子もいます。
感情をプラスして、「良いことだから、うれしい」や「良くないことだから、悲しい」などと伝えないといけない子もいます。
少しくらいのお仕置きでさえ、やらされた感を感じない子もいるかもしれません。
このように子どもによって効果がある伝え方が異なるのです。
適切な理由を見つけ出すのは、簡単なことではないと思います。
しかしこの努力をするか否かが、その場だけ約束を守る子どもになってしまうのか、長い間約束を守るようになるのかの違いを生むはずです。
始めはうまくいかないかもしれませんが、子どもと真摯に向き合って、適度な理由を見つけてください。
まとめ
- 脅しやご褒美は一時しか効果がない
- 約束を守るようになる伝え方とは、「子どもが自分の意思で行動する」ような伝え方
- 適度な理由が必要だが、適度は子どもによって異なるため、見つけ出す努力が必要